米株
注)以下、私個人の妄想で特にエビデンスやデータがあるわけではないのでご承知おきください。
結論:アメリカの景気後退入りは思ったより早く到達するかもしれない。
理由:
下記記事を見つけたのが理由のひとつである。
SVBファイナンシャル<SIVB>増資が失敗し、身売りを検討中→ほかの金融機関ファースト・リパブリック・バンク<FRC>も一時50%近くの急落となった。(内容一部省略、株探(https://us.kabutan.jp/)より抜粋)
上記の記事が株探(https://us.kabutan.jp/)というサイトの一記事として挙がっていた。
とはいえ、銀行の連鎖倒産が起きる可能性は現時点では低いだろう。
不安が広がれば、先日のバイデン政権で上げた予算の増税はより厳しくなる。
また、現在の米国の国民の生活はかなり不安定化してきている。2023/03/10に見た米国の失業率や非農業者雇用者数、平均時給の伸び率、今までの過去データみると、インフレの物価上昇に平均時給の上昇が追い付いていないように思える。つまり、個人(特に低所得者)の可処分所得がインフレが高進するたび減損している。この時に銀行の連鎖倒産など起きればリーマンショックの再来かそれ以上の経済損失が生じる可能性がある。というか暴動が起きる可能性がある。
アジア大陸の政情不安(中国、台湾、周辺国)、ロシア・ウクライナ問題、産油国との関係性もあり、ここで米国が大きく揺れてしまえば(内政の問題に時間とコストを現在より大きく割くことになれば)、世界各国における米国の影響力が大きく低下する可能性がある。米国が主導権を放棄し内政に注力し保護貿易に進めば、アジアで第三次世界大戦が起きてもおかしくない。とまあ、脅しのような話だがここまで急激に進むことはまずない。必ず何か兆候が発生するはずでそれまで多くの時間があるはずだ。
また、そんな未来を防止するため(米国のため)、バイデン政権もSVBファイナンシャル<SIVB>を監視しているのだろう。
もともと、金利が大きく上がれば債務者には負担が大きくなり、かつお金の借り入れが難しくなるため企業の倒産が多くなり、個人の生活も苦しくなってくる。銀行は金利収入でよくなると考えられる面もあるが、逆に銀行収入の重要な顧客である企業や個人の破産が増えるリスクがあり、かつお金を貸すことが難しくなる。そうすると、金利が上がっても銀行の経営状態が悪化する可能性もあるだろう。
もう一つ、本日の株価でTMFは大きく上昇している。金利のピーク(到達点)が推測しやすくなったというのが理由として挙げられているニュースを見た。しかし、おそらくこの期待は裏切られるのではないだろうか。2023/03/14にCPIの発表があるが、現予想では変わらないか、少しだけ下がる予想が出ている。
しかし、本年の2月のCPIはむしろ少々上昇する可能性があるのではないかと私は考えている。外れることを願うが、、、、。理由は以下だ。
・金利上昇によるインフレ抑制の影響はまだかなり限定的と考えている。いわゆる、影響が出始めた段階だ。始まりにすぎず、終わりに近いわけではない。広く浸透してはいないのではないかという疑念がある。時間がたてばその影響がさらに広り効果を示すだろうが、まだ時間が必要と考えられる。
・上記でも述べたが、国民の可処分所得の上昇率よりも物価の上昇率のほうが大きい。それならインフレが収まっていくはずと考えられるが、業界による差異はあるにしても、現在は企業が雇用者数を増やす傾向にある。つまり、企業の業績がいいか収益が見込めているのだろう。決算では予想よりいいところと悪いところがある。企業の業績が良い理由とは何だろう。NY天然ガス価格がかなり低い水準で低になっているのも理由の一つではないだろうか。コロナ渦やインフレ、戦争の影響でかなり自粛されていたため米国における天然ガス価格がかなり落ちている。戦争初め頃とはえらい違いである。インフレによる原材料価格は製品価格に転嫁、人件費も上げるが物価上昇率よりは低くし、光熱費・製品加工費におけるガス価格が低いとなると、売り上げに対する販売数の減少は起きていても販売単価の改善が想定以上になっている企業もあるのではないだろうか。売り上げが大きく下がったとしても単価の改善が想定上のため今後の利益も見込めると考え雇用者数を増やし金利ピーク明けからの勝負に臨もうとしているのではないだろうか。
補足
仮に景気後退入りせず進み企業投資が活発化し個人の行動も活発化すればどうしてもガスや原油の需要が高まる。それまでに、金利が目標の2%近くまで低くなっていればいいが、なっていなかった場合、、、、、どうなるんだろう、、、、、。
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